■NO.19 XYZ理論
万病の原因は「活性酸素」です。したがって、活性酸素を「スカベンジャ−(活性酸素消去物質)」で消してやれば、病気を予防することができるということになる筈です。
いま、活性酸素を「X」、いろいろなスカベンジャ−を「Y」と表すことにしますと、これまでは、ただ単純に「X」は「Y」と結合させてやることによって消去することができる、と考えられてきたのです。
このような従来の考え方を、仮りに活性酸素消去の「XY理論」と呼ぶことにします。
ところで、この場合是非とも確認しておくべき重要なことがあります。
それは、もし本当に「X」が「Y」によって実際に消去されたのであれば、その事実を確認する必要があるということです。といいますのは、「X」(活性酸素)というのは本来高位のエネルギ−を持った状態にありますから、Xが消去されたときには、それまで持っていたXの高いエネルギ−は光(あるいは熱)エネルギ−として放出されることになる筈であり、その様子を確認できることになる筈だということになります。
つまり、その結果は「発光現象」として確認されねばならないことになります。
ところが、現実にはこのような「発光現象」が確認されることは稀なのです。
これはつまり、Xはただ単にYと「結合した状態にある」というだけのことであって、Xが消去されたことにはならない。つまり、Xが本来もっていた高エネルギ−が放出されたということにはならない、ということになるのです。
妙な表現になりますが、これでは彼(X)と彼女(Y)はただ単に手をつないでいるというだけであって、XとYが「合体」したことにはならないというわけです。
そればかりではありません。
実際には、YはXと結合することによって「二次的活性酸素」とでもいうべき別の新らしい(有害な)物質に変化しているとも考えられるのです。つまり、Yはより高位のエネルギ−をもった新たな「活性酸素」(有害な物質)に変化しているといえるのです。
言い換えますと、この場合Yは却って有害な物質に変化しているともいえるのです。
いっぽう、このXとYの結合反応において一種の触媒とでも呼ぶべき「Z」 を同時に介在させてやると、Xは消去されることが判明したのです。この現象は、「発光現象」としてCCDカメラによってカラ−ディスプレイ上に視覚的に確認することができるのです。
たとえば、X(過酸化水素という活性酸素)に、Y(カテキン・茶葉に含まれるスカベンジャ−) を加えるとき、Xは減少するものの発光現象は見られません。
この場合、Xは減少するものの「活性酸素」全体としては減少してはいないのです。
つまり、XとYはただ単に「結合した形」として存在しているだけで、Xが 消去されたことにはならないのです。そればかりでなく、Yは「活性カテキン」とでも呼ぶべき新たな(却って有害な)「二次的活性酸素」となって存在していると考えられるのです。
要するに、良かれと思って摂った抗酸化物が逆に病気を引き起こすことにもなるというわけです。
|
NO.20 ノルデナウの水--->>>
|