○ 唖然とする話 |
日常生活において私たちは時折唖然とする話に出くわすことがありますが、今回私が唖然としたのは今月の初め「国の借金七三○兆円の嘘」と題する論文を読んだ時です。
これは月刊誌『VOICE』3月号(128頁)に掲載された菊池英博文京学院大学教授(1936年生まれ。旧東京銀行を経て、95年から現職。「日本の財政は純債務で見るべきで積極財政をとらないと債務は減らない」と公述してきた)の論文ですが、氏は「日本は世界の笑いもの」との書き出しで「私は毎年、ニュ−ヨ−クやワシントンの会議に出席し、多くの要人に会い、意見交換をしている。かれらには日本が財政危機にあるとの認識はまったくない。最近では『日本が国債を買ってくれるのでアメリカでは大幅な減税をやり、景気が回復している。どうして日本も減税をして需要を喚起しないのか・・・』という意見が頻繁に出てくる。・・・日本では、二○○一年から税収が激減し、二○○五年度予算から増税路線が始まろうとしている。どうして、こんな矛盾した話になるのか。この原因を究明し、対策を提言したのが本稿である。どうすれば増税せずに税収が増加する経済になるのか・・・」と述べています。 |
(下線 筆者) |
○ 世界一の金持ち国 |
菊池氏は続けて「七三○兆円の借金があっても、四八○兆円の金融資産を保有しており、純債務(総債務から金融資産を控除した債務)は二五○兆円で、国内総生産(GDP約五百兆円)との比率では五○%に過ぎない。これは欧米並みだ。・・・日本はGDPの五○%を越える対外債権をもつ世界一の金持ち国だ。・・・現在の日本で、増税は幼稚な発想だ。・・・新聞紙上では『国の借金七三○兆円』(読売)、『借金膨らむばかり』(日経)などと報じ、肝心の政府の資産についてはまったく触れられていない。また学者でも債務だけを捉えて資産を考えないモデルをつくり、財政危機を誇張するケ−スが多い。しかしこれはまさに理論で世を惑わす曲学阿世だ。・・・つまり、債務があっても多額の金融資産があり『純債務』は意外に少ないのに、債務だけをことさらに喧伝している。これこそ国民を騙すものではないか。・・・」と記しています。
四八○兆円の金融資産と二五○兆円の対外債権をもつ世界一の金持ち国が年金制度大改悪、消費税率大幅アップで国民を苦しめるとは政治家は何を考えているのか!?
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○ 現代医学の実態とは? |
ところで実を申しますと、今をときめく現代医学もその実態は唖然とするほかないというのが私の結論です。例えていえば、現代医学理論とは「川上の汚染を放置したままでの川下の汚染改善」論議に過ぎないのです。これでは病人は救われません。実は私はこの提言を20年来主張し続けているのですが、残念ながら未だ一般の理解を得るに至っておりません。私の表現を使えば、「病気とは川下の水の汚染に過ぎません。ところで川下の汚染は、川上の汚染に原因があります。したがって、川上の汚染の改善なくして川下の汚染の改善は望めない」という結論になります。
逆にいえば「川上の汚染さえ改善してやれば、川下の汚染つまり病状は自動的に改善されることになる」というわけです。
そしてこの「川上の汚染」をいとも簡単・確実・格安に改善してくれる切り札というのが実は「水素」(豊富水)なのです。 |
−「水素豊富水の秘密NO.15」参照 |