○ 切れ味の差は水素量の差 |
電気分解という方式によって水道水を改良するという発想および装置は日本にしか見られないものといえますが、これは私の想像するに我が国が世界でも例外的な超軟水国であることに由るものと思われます(茶の湯の文化が誕生しえたのも同じ理由によるものでしょう)。
私は2年ばかりドイツに暮らしたことがありますが、欧州は超硬水国でありますから水道水の電解などというノンキな手法などまるで通用しません。
いずれにせよ、日本独自ともいえる改水装置は約半世紀ほど前に我が国に登場、これまでアルカリイオン水および酸性イオン水の名称で親しまれてきたことはご承知のことと思います。
また、このうちの陰極水(アルカリイオン水・電解還元水)には一定の医療効果のあることが厚生省によって認められたこともあり、これまで「健康によい水」として一定の人気を保ってきたことも事実だといえましょう。
ところでお調べになるとお分かりいただけますが、この電解還元水の効能は「その水の中に含まれる水素の量」に由る、つまり「増加した溶存水素量によって決まる」との考えを初めて明らかにし、発表したのが他ならぬ私自身(林秀光)でありまして今から8年程前のことになります(「水制御学説」−『抗酸化水が健康長寿を実現する−活性酸素を消す水の効用』実業之日本社 95年11月13日初版発行)。
そしてこの私の当初の考えは決して空理空論や誤りではなかったのですが、その後の私自身の研究の進展により、一昨年(2001年)には電解還元水には大きな限界、欠陥のあることが判明するに至ったのです。それは、電解還元水の中の溶存水素は生成直後には確かに豊富に存在するものの、水素特有の特質つまり宇宙で最も軽く小さい元素であるという性質のため急速に放散して失われてしまうという事実が「水素センサ−」による測定実験によって明らかになってしまったという次第です。
前回、電解還元水と私どもの「新しい水」とでは、その切れ味(医療効果)に雲泥の差があると述べましたが、その差は実は「溶存水素量」の差に由るというわけです。 |
○ 儚い(はかない)水素豊富水と余裕の水素豊富水 |
「切れ味」の差として私が一番驚かされた例としては、花粉症に対する効果の違いが挙げられます。花粉症はガンやC型肝炎・・・などの悪性疾患とは異なり生死に関わるといった程の病状ではありませんが、なかなか厄介な病気であることには変わりありません。
ところで、私の知人で過去十数年にわたりずっと電解還元水を飲用していたにも関わらず毎年春先になると花粉症で苦しんでいた女性がいました。
ところが、一昨年私どものの作る水素豊富水の飲用を始めたところほんの3週間後には花粉症の症状は雲散霧消してしまったというわけです。
かたや十数年、こなた3週間というのですから文字通り雲泥の差だといえましょう。
そして、その差は「溶存水素量の差」に由るのだと結論するほかないのです。
なお、典型例として今回は花粉症を取り上げましたが話はそれだけではないことは言うまでもありません。生死に関わる疾患に関しても全く同様のことが指摘できるのです。
儚い水素豊富水と余裕の水素豊富水。その差は実に大きいことをご理解頂きたいものです。 |