ウィルスの流行、直ぐさま殺菌消毒というのが風潮ですが、考えてもみてください。
私たちは毎日無数の微生物やウィルス・・・などに囲まれて生きているのです。
したがって、それら全てを殺菌あるいは滅菌するなどということ自体が土台無理な相談なのです。さらには、私たちが無数の微生物やウィルスに囲まれているというような表現自体が相応しくないのかも知れません。正しくはむしろ、私たちは無数の微生物やウィルスと共存し互いに助け合って生きている、というべきでありましょう。
その典型例が私たちの消化管内にすむ100兆個を数える腸内微生物で、彼らはビタミン・ホルモン・酵素などを産生して私たちの健康に寄与してくれているのです。 |
○ 免疫機能を障害するのは活性酸素 |
さて、免疫という言葉は「疫(病気)から免(まぬが)れる」という意味、つまり私たち生物には「病気から免れる」機能が生まれつき備わっているというわけです。
ところで、私たちの免疫機能に障害を与える要因としては何が問題かといいますと、その最大の要因が実は「活性酸素」なのです。
私たちヒトは1分間に約20回ほど肺呼吸を行っていますが、そのとき摂取する酸素の約2パ−セントが活性酸素になるといわれています(1回に吸い込む空気量を約500ccとしますと1分間に約10000ccの空気を吸うことになりますが、このうちの約2割つまり2000ccが酸素ですから、その約2パ−セントつまり40ccの活性酸素が毎分体内で発生する計算になります)。つまり、私たちが生きている限り「活性酸素」の発生は一種の宿命というべきでその発生を回避することはできないというわけです。
したがって、毎日の生活で刻一刻体内で発生する活性酸素を効率的に処理することができなければ遅かれ早かれ病気に追い込まれ、更には死に至るというわけです。
一方、活性酸素の処理さえうまくできれば、私たちの免疫機能は常に正常に維持され、病気の発症を免れることができると考えることができるのです。 |
○ 風邪は万病のもと |
「風邪は万病のもと」という言葉がありますが、まさに至言というべきであって最新医学の理論で説明しますと次のようにいえるのです。
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風邪に罹り易いということは本人の免疫機能が低下した状態にあることを示している。 |
A |
免疫機能の低下は活性酸素による酸化障害によって引き起こされると考えられる。 |
B |
したがって、「風邪は万病のもと」という言葉は、最新医学の共通見解である「活性酸素は万病のもと」という表現と表裏一体の意味をもっていると結論できるのです。 |
*新型コロナウィルスを消毒殺菌する、あるいはヒトを同ウィルスから隔離するという方法も万止むをえないことではありますが、それらはあくまでも次善の策に過ぎないというべきなのです。最善の策はやはりそれらのウィルスに負けないだけの免疫機能(死亡率6.5
%という意味は、感染を受けても93%以上の人はそのウィルスには負けないという意味です)を保持しておくことなのです。そのためには免疫機能に傷害を与える活性酸素の過剰産生を日頃から防ぐことであり、その切り札が水素(豊富水)なのです。
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