(1)名水の条件 |
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本「ホ−ムペ−ジ」をお読みになれば分かりますように、名水の第一条件は何といっても「水素を豊富に含んだ水である」ことということになります。
ミネラル成分の含有量、pH(ペ−ハ−)のアルカリ性・・・などは二の次三の次の話であって、最も重要な条件はあくまでも「水素豊富水」であることです。
といいますのも、万病の原因「活性酸素」に対抗するのは「活性水素」ですが、この活性水素を体内に用意するには「水素豊富水」、つまり分子水素を豊富に含んだ水を飲むことが必要だからです(体内に入った分子水素は「水素分解酵素」によって原子水素、つまり活性水素に分解され、活性酸素を順次に還元消去して最後には水に戻してくれます)。 |
(2)一時的水素豊富水 |
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ところで、上記テレビ番組では電気分解によって作られるアルカリイオン水(これは俗称であって非科学的な名称だといえます)の有効性が強調されていましたが、そこには一つの前提条件があるのです。
水の電気分解とは、水(水素と酸素の化合物)を元の水素と酸素に分離する原理のことですから、「水素の豊富な水」と「酸素の豊富な水」が生成されるのは当然ですが、問題はその後のことなのです。つまり、折角作った「水素豊富水」も急速に普通の水、つまり「水素欠乏水」になり果ててしまうというわけです。
したがって、作った水はできるだけ早めに飲んでしまうように心がけることが前提条件だといえます。なお、同じことは同テレビ番組で紹介された日田の水に関しても指摘できるのです。私は日田の水だけでなく、「名水」として有名な全国各地の水を取り寄せ水素センサ−で含有水素量を測定してみました。ところが、残念なことにその値は例外なくゼロあるいは殆どゼロというものでした。 |
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日田の水の効果はウナギの養殖の際に発見されたとのエピソ−ドが紹介されましたが、同じように興味深い話については『水素豊富水・トピックス』15.質疑応答(10)のメダカの増殖の話を是非ご参照ください。
さて、「名水」といわれる水もその現地(水源池)に赴き、その水を取水した後できるだけ早めに飲むようにしないことには余り大きな効果は期待できません。
私に言わせれば、アルカリイオン水も日田や全国各地の名水も肝心の水素が直ぐにでも失われてしまいかねない所詮は、「儚い(はかない)名水」に過ぎないと考えます。
今では死語になりましたがさしずめ、薄幸の美女(水)・・・とでも申せましょうか。 |