○ ノルデナウの奇跡の水 |
昨年末私は、「奇跡の水」は自分でつくろう−ついに突き止めた奇跡の水の正体(光雲社発行)という小著を上梓しましたが、その中で次のように記しました(同書28頁)。
・・・三、右に報告された治癒例の中で注目すべきは、「洞窟の水」というただ一種類 の水を単に飲用として用いるのみでなく、外用として使用して著効をえていることです。
ちなみに、現地のゲルゼンキルヒェン研究所の分析デ−タを見ますと、洞窟の水のpH (ペ−ハ−)は「七・九七」という弱アルカリ性を示しています。したがって、少なくとも過去の「お肌にやさしい弱酸性」という医学常識で考えればアルカリ性の水が皮膚病に
よいはずがないという推論が成り立つはずですが、事実はそうではないとの結論になるのです(実は私どもも同様の体験談、たとえば寝たきり老人の床ずれ(褥瘡)が「水素を豊富に含んだ水」の外用塗布で治るという経験をえています。・・・
|
○ アルカリ神話と酸性神話 |
「日本の常識は世界の非常識」という言葉がありますが、日本でしか見られない機器としてアルカリイオン生成器という装置があります。これは水の電気分解によって陰極水と陽極水をつくるという装置ですが、電気分解つまり「水素と酸素の化合物である水をもとの水素と酸素に分離する」という原理からいえば陰極水は「水素の増えた水」、陽極水は「酸素の増えた水」と呼ぶべきなのですが、奇妙なことに約半世紀前のその登場以来前者にはアルカリイオン水、後者には酸性イオン水という変な名称がつけられ現在に至っています。察するところ、ペ−ハ−指示薬で調べてみると前者の水はアルカリ性、後者の水は酸性を示すことから名づけられたものと想像されますが、さらに奇妙なことには「アルカリ性体質を作るアルカリイオン水」、さらには「身体に良いアルカリ性食品」という日本独自のキャッチコピ−まで罷り通ることになったのです。ところで、ヒトの血液のpHは7.4前後の弱アルカリ性であるに対し皮膚のpHは5.8前後という弱酸性であることから「お肌にやさしい酸性イオン水」というコピ−まで登場することになったのです。
つまり、日本でしか聞かれないアルカリ神話・酸性神話の誕生というわけです。
|
○ 体内も体外も対策は水素 |
ところが、冒頭に記したように皮膚疾患を治す「ノルデナウの奇跡の水」はpH7.97という弱アルカリ性の水なのです。言い換えますと、これまでの「お肌にやさしい弱酸性」、「酸性イオン水はお肌にやさしい水」というセリフは大いに疑問ありとなるわけです。
私の結論は「体内・体表面を問わず万病の元凶は活性酸素にある。したがって、その対策も水素豊富水ただ一つ」というものですが、実際に外用に使っている方々からもニキビが治った、シミや生来のアザも取れてきた、シワも目立たなくなってきた・・・など特に女性の愛用者からは「素肌美人製造ウォ−タ−」として大好評を博しているのです。
|