日下公人氏の最新刊『そして日本が勝つ−精神から見た世界史』(平成16年4月23日初版発行 PHP研究所)の「まえがき」に次のような一文があります。
・・・日本中が意欲不足で知識過剰で人情に薄くなって、それから相手の真意を見抜く力を失っているが、これはひとえに知を偏重した報いである。アカデミックの世界にはそういう病気がある。それを「シック・オブ・アカデミック・リサ−チ・アンド・スク−ル」と言えば、ちょうどSARS(サ−ズ)になって面白い。加えて、アメリカのアカデミズムには、アメリカならではの弊があるから、いま日本がかかっているサ−ズにはそれも加わる。つまりSAARS(サア−ズ)である。・・・しかし、”サア−ズ”にかかっている人にはそれが見えない。アカデミックな権威者が説きはじめるまでは市中の俗説と思って相手にしないが、それでは日本国民の変化に遅れている。日本国民一般の方が、いわゆる知識人よりもよほど知にも情にも意にも、三位一体的に完成して優れていると思うのでそれをときどき私が開いている東京財団の職員などに話している・・・(下線 筆者)
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○ そして水素が勝つ |
さてたとえ今あなたがどのような病気と闘っていようと、あなたにとっての第一選択肢は「水素」であるというのが私の結論です。とはいえ、酸素と異なり軽い気体の水素は吸入する前に放散するため水素吸入とはいきません。方法はただ一つ、「水素を豊富に含んだ水」を飲むことです。その上私の提唱する方法は極めて簡単・確実・格安です(ひと月500円という超お値打ち価格です)。しかも過去20年に及ぶ臨床改善デ−タの裏づけ付きですから安心です。
ところで、「水素の抜け去った水を飲んでいるから病気になる」、換言すれば「水素の豊富な水を飲んでいる限り病気になるようなことはない」などという理論を広言しているのは世界広しといえども私くらいのようです。ところが楽しいことに、そして大変有り難いことに世界で私しか唱えていないような理論に対して興味を示し納得、賛同くださる方の数は日本において少なくなく日を追うごとに着実に増えているのです。この事実は日下氏の指摘される「国民一般の方が知識人(医療従事者たち)よりも優れている・・・」ことの証左の一つだといえるかも知れません(少なくとも私自身は「水素が勝つ」という理論はやがて世界に勝つ、と心密かに確信している次第です)。
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○ 電解水は不要 |
ところで私が「水素豊富水および水素欠乏水」という水に対する独自の概念を構築するにいたったのは、1985年に出会った電解水(還元水・アルカリイオン水)に対する研究を始めたことが発端ですが、今ではその欠陥(還元水は電解直後だけ一時的に水素の増えた水に過ぎない。そのため医療効果も不十分で不確実なこと)が明らかとなっています。しかも問題と思われるのは機器自体が当時も今もいわゆる「マルチまがい商法」の商材として販売されている例が極めて多いことです(私が20年前購入した機器もマルチ商法による販売でした)。そのため価格も20万さらには30万円以上という非常識なものとなっていることです(大手電気メ−カ−の数万円以下の機器は例外として)。
これでは今後一般消費者の納得を得られる筈がないと考えられ、3年前からは電解によらない全く新しい方法、簡単・確実・格安な方法を提唱するに至ったという次第です。
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