■第四章.病気を治す水
さて、「病気を作る水」とは「水素欠乏水」のことでした。
これに対して、「病気を防ぎ、治す水」とは「水素をタップリ含んだ水」、つまり「水素豊富水」だということになります(なお、「水素欠乏水」あるいは「水素豊富水」という言葉は私の造語です)。
その根拠を一言で説明しますと、「水素豊富水」の中に含まれる豊富な「水素」が(体内で活性水素となって)万病の原因「活性酸素」を消してしまう、ということなのです。
近頃では、テレビやラジオ、新聞や健康情報誌などに「活性酸素は万病のもと」という表現を目や耳にしない日はない、といっても過言ではないでしょう。
ところで、活性酸素とは文字どおり「活性のある酸素」という意味です。
酸素の働きは何かといえば、「酸化作用」、つまり、物を燃やす働きあるいは鉄や銅などの金属の表面にサビを作る働きを意味します。したがって、「活性酸素」とはこのような「酸化作用の特に活発な酸素」のことを意味することになります。
例え話でいいますと、普段私たちが吸っている普通の酸素を灯油にたとえますと、活性酸素はガソリンに相当するということができましょう。
簡単に説明しますと、「活性酸素は万病のもと」という意味は、「活性酸素は遺伝子(DNA)を酸化する作用(酸化障害)が特に活発なため、遺伝子にキズをつけ病気の原因をつくる」という意味になります。
私たちは口から摂った食物を肺から取った酸素で燃やす(酸化する)ことによって生命代謝を営んでいますが、その際一種の燃えカスとして発生するのが活性酸素なのです。
さて、肺から取った酸素が食物を「酸化」するという反応を食物の方から考えますと、食物が酸素を「還元」するという反応を意味することになります。
そして、この食物によって還元された通常の酸素が「活性酸素」になるのです。
私たちは酸素呼吸によって生命を維持しているわけですが、肺から吸い込んだ酸素の約2パ−セントが「活性酸素」に変わるといわれていますから、私たちが生きている限り「活性酸素」の発生はどうしても避けることはできないというわけです。
したがって、健康維持のためには私たちは絶えず発生する活性酸素を抑え込むことが必要となりますが、そのための切り札となるのが「水素豊富水」なのです。
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