エピローグ
本年六月下旬のことですが、ある女性から次のような手紙が寄せられました。
「お伺いします。私は、五年前交通事故で半身麻痺になってしまいました。脳挫傷が原因と思います。8カ月入院し回復の見込みなしで強制退院させられてしまいました。
退院時、主治医より現時点で回復の見込みはないが、突然歩くことができるかもしれないという言葉を信じてリハビリを続けました。
昨年水素水のことを知り購入し飲み続けました。
飲み出して3カ月たった頃から少しづつ歩くことができるようになりましたが、医者に聞いても不思議がっています。お水で後遺症が改善されることがあるのでしょうか?
喘息、アトピー、アレルギー性鼻炎、花粉症も今のところ症状は出ていません。
この「メカニズムと因果関係」を教えてください。完治することを支えにして飲み続けたいと思っています。よろしくお願いします。」
私の回答は次の通りです。
―お手紙拝見しました。ご質問の件ですが、私の好きな言葉に、G・T・マクガリーというアメリカの医師(女医)の次のような言葉があります。
―治癒をもたらすのは病人自身である。言い換えれば、病人のうちなる医師であるという言葉です。
つまり、あなたの内には万病を癒す力をもつ天下の名医がすんでいる、というわけです。
表現を換えれば、生命力、自然治癒力、免疫力と呼ばれている力が治癒の本源なのです。
要するに、医者が治す・・・薬が治す・・・サプリメントが治す・・・という考えは正しくないということです。ところでこの自然治癒力、免疫力の邪魔をするのが、実は万病の原因といわれる「活性酸素」なのです。そこでこの活性酸素さえうまく処理することができれば、天下の名医の癒す力が存分に働き出すというわけです。
以上が、私の考えている「メカニズムと因果関係」だということになります。
昔読んだ本の中に次のような一節のあったことを思い出しています。
古代エジプトのピラミッドの内壁に、「神が病を癒し、医師が治療代を受け取る」という言葉が記されているというものです。
五千年前の言葉とマクガリー博士の言葉。両者は同一の真理を説いているのです。
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イラスト@ --->>>
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