第十章 私の解決策
前章では、一五〇〇種類を越えるとされる食品添加物の恐怖についてその一端をご紹介しました(同書三四頁)。
著者の安倍司氏の見解では、私たちが日常摂取する食品添加物の種類は朝食・昼食・夕食の三食合計で、少なく見積もっても六〇〜七〇種類は摂取しているとし(一四四頁)、したがって、「・・・これほど添加物があらゆる食品に使われている現在、それをまったく取らないのは現実問題としても不可能です。」と述べています(五頁)。
と同時に、安倍氏は公平な立場で次のようにも述べているのです(一八六頁)。
―それによく考えてみると、私たちは実ははるか昔から添加物と付き合っているのです。たとえば、日本が世界に誇る健康食、豆腐。豆腐は大豆を搾った豆乳を「にがり」(塩化マグネシウム)で固めてつくりますが、この「にがり」は添加物そのものです。添加物はだめだからといって「にがり」を使わないのなら、豆腐も食べられない。豆乳を飲むだけになってしまいます。また、日本人には古来より結婚式で来客に「紅白まんじゅう」を配る習慣がありますが、この紅白まんじゅうの赤いほうは「食紅」で染められてきました。食紅を使いたくないというなら、紅白まんじゅうだって食べられなかったわけです。
それ以外にも、まんじゅうのふくらし粉として使われる「重曹」だって添加物です。こんにゃくを固めるための「水酸化カルシウム」もそう。
大事なので繰り返しますが、食品添加物にはメリットもあるのです。「安さ」「手軽さ」「便利さ」といったメリットから、いま紹介した豆腐や紅白まんじゅうを私たちが食べられるのも、それは添加物のおかげです。添加物を目の敵にして、拒否するのではなく、どう付き合うか、どう向かい合うか。そこが大切なのです。・・・
では最後に、私の考えている取っておきの添加物対策をご披露しましょう。
それは言うまでもなく「水素の豊富な水」を日常生活に導入することです。
といいますのも、毎日六〇〜七〇種類以上の食品添加物を知らず知らずのうちに摂らされているというリスクがあるにも関わらず、水素豊富水の飲用を始めて十日もしますと私たちの排泄物からは悪臭・不快臭が一掃されてしまうからです。
このことは悪臭を放つ有毒物質が解毒分解されていることを示唆しているわけです。
しかもうれしいことに、その事実を自身自身の目や鼻で毎日はっきりと確認できるのですから、これほど信頼に足る添加物対策はほかにないといえるのではないでしょうか?
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あとがき --->>>
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