■第八章.水素豊富水をつくる
さて、実際に「水素豊富水」を作る方法ですが、よく知られているのは「水の電気分解」(水素と酸素の化合物である水を、元の水素と酸素に分解する原理)による方法です。
この水はこれまでアルカリイオン水(陰極水・水素の増えた側の水)および酸性イオン水(陽極水・酸素の増えた側の水)と呼ばれてきましたのでご存じのことでしょう。
私も長年電解水を研究してきましたが、この陰極水も生成直後は確かに多くの水素を含んでいるものの何せ宇宙で最も軽い水素のこと、生成直後から急速に失われてしまい数分後にはただの水(水素欠乏水)になってしまうことが二年前に判明したのです。そこで、私はこの陰極水を「一時的(生成時のみの)水素豊富水」と命名することにしたのです。
一方、今回「常時水素豊富水」と命名して新しく提唱することになったのは、次に記す化学式を利用するにことによってえられる水のことです。
つまり、金属マグネシウムは水と反応することによって水酸化マグネシウムを生成しますが、同時に原子水素(活性水素)さらには分子水素を生成するという反応です。
Mg |
+ |
2H2O |
→ |
Mg(OH)2 |
+ |
2H |
→ |
Mg(OH)2 |
+ |
H2 |
↓ |
|
↓ |
|
↓ |
|
↓ |
|
|
|
↓ |
金属
マグネシウム |
|
水 |
|
水酸化
マグネシウム |
|
原子水素
(活性水素) |
|
|
分子水素
(水素ガス) |
ところで、一般の教科書には「マグネシウムは室温の水、冷水とは反応しない」と記述されてます。ところが実際には、「マグネシウムは冷水とでもりっぱに反応して水素ガスを発生する」ことを私たちは実験によって確認しているのです。なお、「石川県立小松工業高等学校」のホ−ムペ−ジ(http://www.kth.ed.jp/pub/kth/cont.htm)の中には明確に次のように記載されていますので是非ご確認ください。
「・・・マグネシウム粉 水に不溶。冷水とは徐々に、熱水とは激しく反応して水素を発生する。希酸やアルカリに溶けて水素を発生する。・・・」
このマグネシウムをベ−スに天然石を混ぜて作られたのが私たちが今回新しく提唱することになった「水素発生ミネラル・スティック」で、このスティックを水の中に投入するだけで簡単、確実、安価に「水素豊富水」を作ることができるのです。 |
第九章 便の悪臭が消える--->>>
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